ホームインスペクション
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行なうことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。居住中のご自宅について調べることもあります。また、不動産仲介業者が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増えています。
○診断の方法
目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断するのが基本です。機材を使用する詳細診断もあります。ホームインスペクターは住宅の「かかりつけのお医者さん」です。
実際のホームインスペクションで行われる診断項目の例を以下に紹介します。
・顕著な建物の傾き |
・地盤沈下の可能性 |
・継続的な雨漏りの痕跡 |
・著しい施工不良の診断 |
・建物の耐久力における主要部分の著しい損傷 |
・構造主要部分の腐食・変形の有無 |
・屋内給排水管の著しい劣化や漏水、その形跡 |
○所要時間について
・戸建てで3時間(屋根裏・床下の詳細調査をご希望の場合はプラス1~2時間)
・マンションで2~3時間ほど
○住宅診断の流れ
1. お問い合わせ-お見積もり | ご依頼者様よりお問い合わせを受け、診断内容やお見積もりをご提示致します。 |
2. お申し込み | ご依頼者様よりお申し込みを受け、診断の日時を決定致します。 |
3. 必要な書類の確認 | 平面図、立面図などの書類を事前に送っていただき、確認致します |
4. 住宅診断を実施 | 現地で診断を行い、結果を当日もしくは現地でお知らせ致します。 |
5. 報告書の作成 | 報告書を作成し、ご依頼者様へ郵便またはメールでお送りします。 |
6. 料金のお支払い | ご依頼者様より料金をお支払いいただきます。 |
○どんな時にホームインスペクションが必要なの?
ホームインスペクション(住宅診断)は、主に中古住宅を売買する時(建物状況調査)、又はリフォームを検討する時に利用されます。
○住宅診断の費用 詳しくは料金表を参照
・基本住宅診断(建物状況調査) 49,500円〜(税込)
到達が可能な地点から、目視で確認できる範囲の中で、必要に応じ測定機器を使用します。また、床下・小屋裏は点検口から目視で確認できる範囲の点検となります。
オプション等 各+16,500円(税込)
・床下の詳細調査
基礎・床組・地盤等の状況を詳しく調査します。
・小屋裏の詳細調査
雨漏りの有無・変形・腐食・劣化等を詳しく調査します。
・屋根の詳細調査
屋根材の変形・腐食・劣化などの状況を調査します。
○JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)
住宅診断のプロとして、建築・不動産取引・住宅診断方法などにおける一定以上の知識、高い倫理観を有することを消費者に明示するために、JSHIが2009年より実施している「公認ホームインスペクター(住宅診断士)資格試験」に合格し、認定会員として登録している個人に対して付与する民間資格です。
住宅全体の劣化状況や欠陥の有無を目視でチェックし、メンテナンスすべき箇所やその時期、おおよその費用などを「中立な立場」でアドバイスする専門家です。
詳細は以下、日本ホームインスペクターズ協会ホームページをご参照ください。